phelan: stepping in
30代ゲイのつれづれ日記.行き先不明で迷走中!
減点方式の愛と加点方式の愛
久々に結構大きな買い物をしました.
って言っても月給程度ですけどね.

「1ヶ月の給料を注ぎ込んで」っていうと,
前は結構,「清水の舞台から飛び降りる」ような
覚悟が要ったもんですが,
今回はなぜだかそんな興奮もありませんでした.
強いて言えば「買うものに 100% 満足もしていないが,
色んな意味で総合的にOKを出して買った」という
感じなのです.

これって,もしかすると「人を好きになる」ことと
似ているのかなあ...
と,恋愛慣れしていない自分は,ふと思いました.
恋するだけで
ふと思ったが,
「片思い」(one-sided love) って,
いまはもう,死語なのかな? (笑)


実は僕は,恋愛に関しては,徹底的にネクラなタイプ.


TVの『グータン』で,堀北真希が,

「好きになった人に,自分を好きになって欲しいとは思わない」

って発言して,江角・若槻に「えー!?ありえない!」
とつっこまれてましたが(笑)

でも,僕は,なんかちょっとわかると思ってしまった.

3○歳が17歳に共感って,どうよ,とは思いますが.(´∀`)


銀色夏生の詩に,こんなのがあった.
苦しい恋の羽の下
すこしだけ息をしながら
どうしようかと考えた

どうしてこんなに世界が
せまくなってしまったのだろう
すべての考えがみんな
彼へと向かっていく
            (『君のそばで会おう』所収)

銀色夏生が好きかどうかはさておき,
(というか,かなりニガテですが)
僕の人生にも常に,「すべての考えが向かってゆく」彼が,
常にいた.ほぼ途切れることなく.転々としつつ.

これは,僕の友人達にとっては
相当意外なことなのではないかと思うが,
もし,このことをもって人を分類してよいとしたら,
僕はかなりの恋愛体質ということになるだろう.

ただ,僕の場合,だからどうだとも思わない,
というところが,多分,「普通の」人と,相当違っている.
そこから踏み出したいという欲求は,大抵の場合,ない.

強いて定義するならば,「片思い体質」なのだろうか.

そんなん,いらんけどね(笑)

だけど,実際問題,そうなんだろうなあ...


「なんで」と訊かれても,
「なんでゲイに生まれてきたか」と同じぐらい,
僕にとっては,当たり前で,かつ,分からないことなので,
答えようがありませんが (´∀`)


でも,まあ,成就するかどうかはともかく,
「好きでいられる誰か」が常にいるっていう人生は,
それはそれで幸せなんじゃないかなあ,
と,勝手に思ってみたり.
音と記憶
人間には五感がある.
視覚,触覚,味覚,嗅覚,そして聴覚.

時として,これらの感覚のシナプスは,
記憶を司る海馬へと連絡し,
意外な刺激から過去の記憶を蘇らせる.


わけても「聴覚」は,僕にとって,とても特別なトリガーだ.

いまでも特定の曲を聴くと,
かつての「気持ち」が,鮮やかに目前に蘇る.
かつて悩み,浮かれ,苦しみ,安堵した,
そのときの気持ちに,いつでも立ち戻る.

特に,恋をしているときの記憶.

人間は薄情で,強い生き物で,
かつてどんなに好きになった人のことも,
いつのまにか忘れてしまうけれど,
その当時繰り返し聞いていた曲を聴くと,
まるで強力なゴム紐で過去に楔を打たれているかのように,
ぐいっと,その当時に引き戻されてしまう.
もう全然,その人のことなど好きではないのに,
まるでいままさに,好きでたまらないかのような.
まるでいまから,恋に落ちようとしているかのような.

まるでいま初めて,その苦しみを知りつつあるかのような.

こうやって,「聴覚」から過去の残り香を嗅ぐときの気持ち,
この名状しがたい気持ちは,一体なんだろうか.

それとも,そうやって結晶し沈殿した気持ちの残渣,
それこそが僕が生きたことの証左であり,
やがて僕の本体となっていくのだろうか.
音と記憶
人間には五感がある.
視覚,触覚,味覚,嗅覚,そして聴覚.

時として,これらの感覚のシナプスは,
記憶を司る海馬へと連絡し,
意外な刺激から過去の記憶を蘇らせる.


わけても「聴覚」は,僕にとって,とても特別なトリガーだ.

いまでも特定の曲を聴くと,
かつての「気持ち」が,鮮やかに目前に蘇る.
かつて悩み,浮かれ,苦しみ,安堵した,
そのときの気持ちに,いつでも立ち戻る.

特に,恋をしているときの記憶.

人間は薄情で,強い生き物で,
かつてどんなに好きになった人のことも,
いつのまにか忘れてしまうけれど,
その当時繰り返し聞いていた曲を聴くと,
まるで強力なゴム紐で過去に楔を打たれているかのように,
ぐいっと,その当時に引き戻されてしまう.
もう全然,その人のことなど好きではないのに,
まるでいままさに,好きでたまらないかのような.
まるでいまから,恋に落ちようとしているかのような.

まるでいま初めて,その苦しみを知りつつあるかのような.

こうやって,「聴覚」から過去の残り香を嗅ぐときの気持ち,
この名状しがたい気持ちは,一体なんだろうか.

それとも,そうやって結晶し沈殿した気持ちの残渣,
それこそが僕が生きたことの証左であり,
やがて僕の本体となっていくのだろうか.
あなたが大切です
公共広告機構のCMで,こういうのがあるでしょう.

「命は大切だ」って何千何万回言われるより
「あなたが大切だ」
誰かがそう言ってくれたら,それだけで生きていける.

これを見た瞬間,何かがストンと腑に落ちる気がした.

若い頃は,セックスのために恋愛がしたいけど,
僕の歳になると,多分,恋愛の意味はちょっと違う.
でも一体「違う」ってどう違うのかな?

ずっとそう思っていたけれど,
ああ,多分,
僕も誰かに 「あなたが大切だ」
そう言って欲しいんだ.
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