phelan: stepping in
30代ゲイのつれづれ日記.行き先不明で迷走中!
『魔法使いの娘』
那州 雪絵の『魔法使いの娘』の最新刊が出たので,
本屋に買いに行った.



那州 雪絵は,少女漫画誌『花とゆめ』の全盛期に,
男子寮に暮らす高校生たちの日常を描いて大ヒットとなった
『ここはグリーンウッド』の作者.

表題の『魔法使いの娘』は,そんな那州の最新作で,
呪術師の父親と暮らす少女の活躍を描いたもの.
このところ那州はヒット作に恵まれなかったが,
『魔法〜』はかなり面白く,巻数を重ねるに従って,
徐々にファンを増やしている.

さて,そんなわけで,俺はその最新刊を買いに行ったわけだが・・・

友人から「もう6巻出てるよ」と言われたのに,
よく行く本屋で,どう探しても売ってない.
書籍扱い(※)なので,この本屋はもう少し遅れるのかな・・・
と思い,2〜3日してから再度行ってみたが,やはり,
どこをどう探しても置いてある気配がない.

あれー っかしいなぁ〜
その本屋は,かなり漫画に力を入れていて,
新刊コミックスは全部に発売日を書いてくれたり,
色々見やすいディスプレイになってるので,俺のお気に入りの店.
まさかの入荷漏れなどないはずなのだが...

と思い新刊コーナーを目を皿のようにしてチェックしても,
どうしても見あたらない.

とうとうギブアップして,店員を捕まえて聞いてみた.
すると,店員がすぐに連れて行ってくれた場所は・・・・・


BL本新刊コーナー.

しかも,そのど真ん中.(ストラァァァァアアアアアイク!)

ちょwwwwwwwwwww
おまwwwwwwwwwwwww

これBLじゃねぇからwwwwwwwwwwwwwww


っていうか,夜,ごったがえしたターミナル駅の本屋で,
いいとしした男が,店員に連れられてBL本コーナーに行って

「お探しの本はこちらでございます」

って,俺,どんだけBL読みたがりなんだよ!(゚Д゚)!

その場にいた腐女子のお姉様方が,一斉にギョッとして振り向く.

俺 「えっ いやっっ これっっっ
   こんなコーナーに置いてあるはずの本じゃ
   ないはずなんですけどっっっ」

っていうか,「こんなコーナー」ってどんなコーナーだよ
(セルフ突っ込み)
おまえ,なんでこの棚の中身知ってんだよ,みたいな

「これBL本じゃねぇんですけど」

って喉元まで出かかったが,「BL」って専門用語だよなっ
と思いぐっとこらえた.

もう何もかも,喋れば喋るほど墓穴ぅぅぅぅぅぅ
あぁぁぁぁぁぁぁぁ


・・・ちなみに,なんでこんな配置ミスが起こったかというと....

実は那州雪絵は,メジャー系から一度脱落したあと,
しばらくBLを書いていた時期があるのだ.
それも,『魔法使い〜』と同じ出版社,新書館で.
BLは,新書館のBLブランド,「ディアプラスコミックス」
から出ているが,その後,当たった『魔法使い〜』は
雑誌『ウィングス』で連載されており,
新書館の普通のコミックスブランド,
「ウィングスコミックス」から出ている.
漫画読みなら「ウィングス」と「ディアプラス」の区別ぐらい
つきそうなもんだが,今回は,おそらく陳列をやった人間が素人で,
「那州雪絵=BL作家=BL本コーナー」という図式
になってしまったのだろう.

実はこの手のことは割とあって,BLと非BLの
二足のわらじを履いている作家の場合,
書店側が面倒くさがって,一括して
BLコーナーに配置してしまうこともあるから,
男としては大変である.
BL作家の非BL本は,BLコーナーに出すと同時に,
非BLコーナーにも置いてくれると助かるんだが・・・・.


以下,[続く]では,上の「※書籍扱い」について,
少々解説しています.
『箱の中』『檻の外』
ゲイブログでBLの話題って結構地雷だったりするんで,
微妙に避けてるんですが(笑),友人にせがまれたので(←言い訳)
ひとつ.

BLアレルギーの方は,この記事は華麗なスルースキルでスルーを.


箱の中 (Holly Novels)
箱の中 (Holly Novels)
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木原 音瀬 草間 さかえ
蒼竜社 (2006/03/23)
売り上げランキング: 2770


檻の外 (Holly Novels)
檻の外 (Holly Novels)
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木原 音瀬 草間 さかえ
蒼竜社 (2006/05/25)
売り上げランキング: 1899

【あらすじ】 平凡なサラリーマンの堂野は,あるとき痴漢の冤罪で実刑をくらい,刑務所に収監されてしまう.悔しさと,刑務所生活の過酷さに打ちのめされる堂野を囚人達がさらに追い詰め,彼は徐々に精神のバランスを失ってゆく.だがそのとき,無口で得体の知れない男,喜多川が,奇妙な優しさで堂野を助けるようになる.やがて喜多川の犯した罪とその過去を知り,堂野は喜多川に恐れを抱くが,その思いと裏腹にふたりの距離は思いもよらぬ形で接近してゆく.

 俺はゲイ小説をよく読みますが,日本ではほとんど「ゲイ小説」というものは出版されないので,英語圏のものを読むか,こういうBLのなかで,硬派として世評高いものもつまみぐいする.

 この2冊は連作で,「ボーイズラブ」なんていう言葉から想像もできないほどの世界観を備えた作品.「愛ってなんだろう」「人生ってなんだろう」って,読み進むほどに考える.

 ちょっと重いし痛いけど,BLと考えず,一個の小説として見て,並み居る(一般の)小説と比べても頭一歩抜け出てる作品なので,小説読みの人には結構オススメ.

★★ 「続く」ではもう少し詳しい感想 ★★
マンガ濫読:『青い花』志村貴子
めずらしいレズビアンもの.
「百合」って言った方がいいのかな.

ネット上で大層評判が良かったので読んでみた.

青い花 1巻
青い花 1巻
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志村 貴子
太田出版 (2005/12/15)
青い花 2巻
青い花 2巻
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志村 貴子
太田出版 (2006/12/14)

マンガ濫読: 『蝉時雨のやむ頃』
やー 最近マンガ読んでばっかりッス.

ゲイ系ポータルでマンガの話の ping ばっかり飛んでも困ると思うんで,しばらくそちら方面に ping 飛ばすのはやめておきます.

で,迷った末,今回感想を書くのがこちら.

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
吉田 秋生
小学館 (2007/04/26)

『BANANA FISH』『ラヴァーズキス』で有名な吉田秋生の,新シリーズ.どうやら連載はまだ続いているようで,これはその最初のコミックス(第1巻).

ネット上でも結構評判が良かったんで,迷った末買ってみた.

感想は [続く] エリアで.

ちと,厳しい感想になってしまうんで,気軽に好意的感想だけ読みたいファンの方は,クリックしない方が安全かもしれません.(上述の,感想を書くかどうか迷った,というのは,こういう意味です)

マンガ濫読:『1999年七の月』『S』水城せとな
 前回紹介した水城せとなの作品を,さらに2つ.
 やっぱりこの人はスゴイと思う.

 他の作品も絨毯爆撃したいが,すでに絶版ばっかり...こんな才能ある人なのにどうして...
 まあ,やっぱ一般ウケはしないんだろうなあ...

1999年七の月~上海 上巻 (1)
水城 せとな
芳文社 (2006/09)
売り上げランキング: 245703

 BL誌に連載されていたBL.
 苦手な方は回避を.
 上海を舞台とした,少年ギャング団同士の抗争と許されない恋を描く.


S〈エス〉 3 (3)
S〈エス〉 3 (3)
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水城 せとな
秋田書店 (2004/05/06)
売り上げランキング: 212444

 こちらは少女誌に連載されていた少女漫画.
 バトミントンに打ち込む高校生たちを通じて,「アツくなる」とは何かを描く.

 [続く]ゾーンでは,それぞれに対する細かい感想と,それに加えて,水城せとなという作家について僕が思うことを,ちょっとまとめて書いてみたいと思います.(水城は,そんな風に語りたくなる作家)

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